三十代はずっとお金に困っていた。三十代全ての一年、一年はお金のやりくりに頭を痛めて過ごしてきた。

二十代半ばに初めて本気になった恋愛。当時、会社で知り合った友人から紹介されて付き合うようになった。相手は地方の男性だった。五年の歳月を経て、結婚にたどり着いた。

いざ結婚してみると愕然とした。結婚前のお付き合いは、二ヶ月に一回の頻度で私から会いに行くようにしていた。相手は当時大学院生で仕事もしておらず、働いていた私が全部て出していたようなものだった。

それ程相手に熱を上げていた。今考えてみると、あまりにもばかばかしくて笑ってしまいそうだけど。

そんな感じだったから、結婚しても当然うまく行くはずもなく、二年でこちらから別れを切り出し、千葉に戻ってきた。

しかし、結婚前に一生懸命貯めた貯金も使い果たし困り果てた。実家に戻っても、自分の居場所がなく、持って帰ってきたダンボールの数々、やっと自分一人が眠れる場所のみのスペースしかない。

大至急、親に頭を下げて30万借りた。都内のワンルームのレオパレスを借りて引っ越した。独身に戻ったから仕事に夢中になり、残業もバリバリ頑張って、毎月10ずつ3ヶ月かけて親に返済した。

親が貸してくれなかったら、生活保護を受けていただろう。