自分は結婚をして、初めて住まいを構えたのは賃貸の小さなアパートでした。

随分前のことになりますが、当時のアパートは木造で隣の音が気になりまして、どんな音でもよく聞こえるので静かに休息をとるという雰囲気はなかったですね。

これがやはりいやだったのと、義母が訪ねてくれても身の置き場がないほど狭いアパートでしたから、何とか早くもう少しまともな住まいに移りたいと考えていました。

そこで、妻とも相談の上ですが将来のことを考えて、持家を購入することに決めました。こうなると今度はどこの場所にするかですが、昔は情報手段がなくほとほと困りました。

地元の有力者や自治会の役員さんを頼りに不動産情報を聞くことでした。当時の交通手段と言えば自転車しかありませんので、自転車であちこちを見に回ったものです。

その結果、現在の居宅を購入することに決めたのですが、勿論肝心のお金がありません。親からの援助は自らが生活に必死ですから、望むべきもありません。

恥ずかしながら、自己資金なんて殆どありませんので、住宅ローンに頼るしかありません。しかし、公的融資は自己資金不足で断られたので後は民間金融機関しかありません。申込をすると自己資金のないのに難渋を極めました。

銀行はなぜもう少しは自己資金を貯めてこなかったのか、今後の生活設計はどうするのか等厳しく問いただされました。

そのところの事情を書面にて、2回提出さされましたが、何度か銀行に出向き説明をしているうちに何とか納得が得られたのか、承諾をしてもらったことを鮮明に覚えています。

当時は人情が通じたのでしょうかね、今でも喜んでいます。