もう20年以上も前の事。私は新入社員で、バス通勤をしていて、その日は大慌てで家を出て丁度バス停に着いたところのバスに飛び乗った。

揺られて数十分、降りようとしたら財布が...ない。当時のバス代は忘れもしない160円だった。

たかが鞄のどこかに、あるいはスーツのポケットにどこかに入っていないかと探したけれど、無い。どこにもない。『無賃乗車』という言葉が頭をよぎった。

私は現在32歳の主婦ですが、結婚したのはちょうど29歳の時でした。

その当時は契約社員として営業事務をしており、月の収入もまあまあある方でした。しかし、当時付き合っていた彼氏との間に子どもができてしまい、しかもつわりがとても重く会社を丸々二か月程休んでしまいました。

その間も、社会保険や年金は支払わなければならず、なくなく親からお金を借りて会社に支払っていました。

また、彼は独立して本格的に自営業を始めた頃でしたので、収入が安定せず全く収入のない月も何度かありました。しかも、彼の実家はアパート暮らしで決して裕福とは言えず、またアパートも狭くてとてもじゃありませんが、彼の実家にお世話になることはできませんでした。

自分は結婚をして、初めて住まいを構えたのは賃貸の小さなアパートでした。

随分前のことになりますが、当時のアパートは木造で隣の音が気になりまして、どんな音でもよく聞こえるので静かに休息をとるという雰囲気はなかったですね。

これがやはりいやだったのと、義母が訪ねてくれても身の置き場がないほど狭いアパートでしたから、何とか早くもう少しまともな住まいに移りたいと考えていました。

そこで、妻とも相談の上ですが将来のことを考えて、持家を購入することに決めました。こうなると今度はどこの場所にするかですが、昔は情報手段がなくほとほと困りました。